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おはなし会

2017年11月22日 (水)

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5歳児

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5歳児  2017.11.21

<プログラム>

♪ くまさんくまさん

絵本『3びきのくま』パスツォフ絵 福音館書店

絵本『て』とのむらせつこ作 福音館書店(こどものとも 年少版 2017.10)

♪ こぶじいさん

おはなし”こぶじいさま” 『こぶじいさま』松居直再話 福音館書店

絵本『まあちゃんのながいかみ』たかどのほうこ作 福音館書店

<感想>

『3びきのくま』画家のパスツォフは1971年にソビエト国家最高栄誉賞を受賞している、ロシアの国民的絵本作家です。ロシアの風俗を感じさせる安定感ある絵です。

『て』この絵本には登場人物の手と行動しか描かれていません。つまり、顔がないのです。顔がないのに、人物の様子やその人の持つ雰囲気が不思議と伝わってきます。子供たちも「顔がないよ」と気づいています。標題紙は男の子がバッタを持っている手です。小さな手のひらがバッタを持っている絵に、子供たちはまず親近感を覚えます。次のページは、大きなごつごつした手。節は曲がり人生の重味を感じさせます。すぐに、おじいちゃんの手だとわかりました。おばあさんも、お父さんもお母さんもわかります。お母さんは爪を塗っているし服でわかるそうです。妹にりんごをあげる”ぼくの手から、彼がとても優しいことが伝わってきます。手だけでなにもかも伝わり、自分の家族のことまでも思いやれるいい絵本です。

『こぶじいさま』この絵本は、1961年にこどものとも年少版で出されました。「宇治拾遺物語」にもある古くから伝わるおはなしです。福音館書店社長の松居さんは、「宇治拾遺物語」を参考に、よいおじいさんと、ちょっとあわてん坊なおじいさんという対比で人物を描き分けたそうです。(『松居直と『こどものとも』松居直著 ミネルヴァ書房より)語りでどこまでわかったかな?語り終わってからこの絵本を見せると、絵をよーく見ていました。

『まあちゃんのながいかみ』は保育園にある絵本でしたが、よく聞いていました。まあちゃんが洗濯物を干している場面で、「「どろんこハリー」だ!」と気づきます。裏表紙の髪を見て「長くなったね!」と声があがると、「表紙の髪はすごいよ!」「ほんとだ!」と絵を楽しみました。

*今日は久しぶりのおはなし会でした。今日感じたのは、子供たちがとてもいい聞き手に育っていてくれている・・・ということでした。2歳から基本的には毎月おはなし会をしているので、絵本を楽しむ、昔話を楽しむという習慣が身についているのですね。ありがとう!

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2017年4月 1日 (土)

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児 2017.3

絵本 『ぽとんぽとんはなんのおと』 神沢利子作 平山英三絵 福音館書店

おはなし ”3匹のこぶた” 『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店

わらべうた ♪ぶたがぶたれた ぶたにぶたれた なぜぶたれた  

         いちでいばって にでにらんで さんでさわいで しでしかられて 

         ごでごつん  ぶたがぶたれた

絵本 『とべちいさいプロペラき』小風さち作 山本忠敬絵 福音館書店

絵本 『ねこ・こども』 佐々木マキ作 福音館書店

<感想>

”3匹のこぶた”は、子どもがとても興味を持ちよく聞くおはなしだと聞いていましたが、その通りどの子ももれなくおはなしの世界に浸っていました。オオカミが一番目と二番目の子ブタを食べた時もびっくりしたのですが、最後に三番目の子ブタがオオカミを食べた時にはもうみんな目が真ん丸になり相当びっくりしました。「いいの?いいの?だって、子ブタがお腹の中に・・・」子ブタがオオカミを食べるということは、2匹の子ブタも食べてしまうことなのかな~と考えているようです。赤ずきん、はらぺこピエトリン、ついでにペロリなど、私が保育園で今まで語ってきたおはなしは、オオカミなどに呑み込まれてもお腹を切ってもらい出てくるパターンが多かったからです。

おはなしの後に、福音館書店の絵本「三びきのこぶた」を見せましたが、改めてこの絵本が良くできていることに関心しました。特筆すべきはオオカミの描き方です。甘さの手加減がいっさいない、本物のオオカミです。オオカミが煙突から降りた後、鍋で煮られる場面も迫力満点です。子どもたちは、子ブタがぐつぐつ煮えたオオカミを食べている場面がないのが不満でした。事実が描かれていないと納得しないのです。残酷な結末を変えたり見せないのではなく、納得できるようにしっかりと描くことの大切さを強く感じました。結末の一文「それからこぶたは、ずっとしあわせにくらしました」は、今までの流れをまとめ、これから起こるであろう先を予測させる効果的な一文だと思います。

また、絵本の市のシーンを見せると、「この絵本は間違ってる!!!」とひとりの女の子が強く主張しました。市のシーンはおはなしにはなかったと言うのです。語り手の私の頭の中で想像で描く絵には、確かに市のシーンをイメージし忘れていました。なんということでしょう。

私は昔話の「三匹のこぶた」を語りで何度も聞いていますが、正直なところ今までそんなに楽しいと感じていませんでした。長い間、子どもと本の仕事をしてきた私ですが、自分が失ってしまった子ども時代の感覚はもう取り戻せないのです。子どもにとっての楽しい感覚と、大人の感覚の差異を常に認識してのぞむことが大切だなと、今回もとても勉強になりました。

 

 

2017年3月23日 (木)

国分寺キッズステーションおはなし会 2・3才児 

国分寺キッズステーションおはなし会 2才児 3才児  2017年3月

2才児クラス

♪ ぶたがぶたれた

絵本 『なにのあしあとかな』薮内正幸作 福音館書店

絵本 『ころころころ』元永定正作 福音館書店

♪ まつぼっくりが あったとさ

絵本 『ぼくのくれよん』長新太作 講談社

絵本 『でました』長新太作 ビリケン出版

<感想>

『なにのあしあとかな』は、どんな動物の足跡なのか、1ページごとに会話がふくらみます。その会話はとても楽しいし、会話の中で子どもたちが得るものはたくさんあるのだと思います。目と目を合わせないスマホゲームで、子どもを遊ばせているよりも・・・。

『ころころころ』が物語る絵を子どもたちはよーく読みます。子どもたちは、「いろだま」という言葉から、まず自分が好きな色を思い浮かべます。子どもにとって、「かいだんみち」という言葉は耳慣れませんが、自分で声に出して、目で絵を見ることで感覚をつかみます。「あかいみち」の間に白い道があることを発見し、背景の色が黒に変化したのを見たところで、次は「でこぼこみち」。「でこぼこの間にはさまる・・・」「痛いよ、たいへんだ」黒い色に怖いシーンを感じます。次に、「さかみち」がどんな道かを考え、「あらしのみち」ではいろだまが飛びまわる様子を想像します。「いろだまが落ちる!」「違うよ!いろだまはぐるぐる回っているんだよ!」「やまみち」はどんな道かな?どんな風にころがるかな?それから、「雲の道」を通り終点に到着。いろんな道を色玉とともに結構歩いてきた気分になりました。2回読みました。『ぼくのくれよん』は年齢にぴったりでした。

3才児クラス

♪ ぶたがぶたれた

絵本 『なにのあしあとかな』薮内正幸作 福音館書店

絵本 『おだんごぱん』瀬田貞二訳 わきたかず絵 福音館書店

♪ まつぼっくりが あったとさ

おはなし ”せかいでいちばんきれいなこえ” 「おはなしのろうそく 11」

絵本 『ころころころ』元永定正作 福音館書店

絵本 『でました』長新太作 ビリケン出版

<感想>

『おだんごぱん』は集中してよく見ました。”せかいでいちばんきれいなこえ”は、3才児クラスで今日は初めての語りでしたが、よく聞いてくれました。わらべうたの♪まつぼっくりがあったとさで展開して遊ぼうとすると、ひとりの女の子から「絵本をもっと読んで!!!」という抗議の声が・・・。私は「よし、たくさん絵本を読もう!」と思いました。子どもたちがいろいろな絵本に出会える楽しみを感じる、おはなし会の場にしていきたいと思います。

2017年2月25日 (土)

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児

国分寺キッズステーションおはなし会4・5才児クラス  2017年2月

絵本 「くまのビーディーくん」ドン・フリーマン作 偕成社

絵本 「あーそーぼ」やぎゅうまちこ作 福音館書店

♪ このこ どこのこ かっちんこ(手袋人形)

おはなし”はらぺこピエトリン”「子どもに語るイタリアの昔話」こぐま社

絵本 「ひょっこり ひとつ」佐々木マキ作 福音館書店

絵本 「サンドイッチ サンドイッチ」小西英子作 福音館書店

感想

「くまのビーディーくん」おもちゃのくまビィーディー君がほら穴に持っていく物について、みんなでワイワイ言っていましたが、セイヤー君が迎えに来て二人で親密なはなしになると、「・・・」。子どもたちの心の奥に物語が入って行く時は、みな静まります。家に帰ったビィーディー君に、子どもたちは「まくらがないよ!」と教えてくれました。まくらをほら穴に置いてきたままでも、ビィーディー君にとってセイヤー君がいる家ほど居心地がいい場所はないのでしょう。おはなしが子どもたちに、すっかり理解されているのだなと思います。まくらについては、私は気づきませんでした。子どもは先生です!

「あーそーぼ」4・5才児もとても楽しめます。お友達と遊ぶという自分と身近な題材なので、嬉しいのです。絵本の展開もうまいです。

”はらぺこピエトリン”は、4・5才児クラスの男の子たちが元気でパワフル、そしてやんちゃでかわいいので、そんな男の子たちに向けてこの昔話をしてみました。前月は、成長して落ち着いてきた女の子に向けてでした。この昔話のハイライトは、最後にお腹が破裂するところです。男の子たちは、お腹が破裂して糞が広がる様子を身体で体現していました。

* このおはなしは、「糞」が出てくるのでちょっと私には語りずらいなと思っていましたが、園児たちを見てやってみようと思いました。子どもたちは「糞」には少し反応があるのですが、たいしたことはありませんでした。子どもが一番気になるのは、主人公や登場人物の<行動>です。ピエトリンが鬼へのご馳走をどんどん食べてしまうところ、結末の鬼のお腹が破裂して鬼が死んでしまったところに反応が強くありました。

「どのくらいお腹が膨らんでいたのか」「どんな破裂の仕方をしたのか」が、子どもたちにはとても気にかかることでした。だから、自分の身体で表現をして確かめたいのですね。大人は物事を知り過ぎているから余計なイメージが邪魔をしてしまいます。子どもは<行動>からおはなしを理解します。昔話の結末は、本当に大切なことなのですね。

「サンドイッチ サンドイッチ」は、2才・3才ほど、「うわっー!」という感じがなかったです。「卵は好きじゃない」「ハムか・・・」などと個性が出てきています。「卵があるから、食べたくない」アレルギーなどの関係もあるのでしょうか?

「ひょっこり ひとつ」は、時間が余った時のおまけに持って行った絵本です。1ページごとにどんな物語があるのか、それぞれで想像して教えてくれるんですね。「みっつ」ぐらいから、この絵本の方針が理解できて楽しむ心構えができてきます。「よくばって 四つ」を楽しみ、いつつは、「雲」「水たまり」などと謎解きをするようにおはなしを自分たちで作って行きます。今日も、たくさんのことを子どもたちに教えてもらいました。ありがとうhappy01

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2017年2月23日 (木)

国分寺キッズステーションおはなし会 2・3才児

国分寺キッズステーションおはなし会 2才児・3才児 2017年2月

<2才児クラス>

♪ どうどうめぐり どうめぐり どうどうめぐり どうめぐり かっちんこ

♪ このこ どこのこ かっちんこ (手袋人形)

絵本「あーそーぼ」やぎゅうまちこ作 福音館書店

絵本「サンドイッチ サンドイッチ」小西英子作 福音館書店

絵本「くろねこかあさん」東君平作 福音館書店

感想

「あーそーぼ」が楽しくて、じっくりじっくり絵本の絵を読みました。2回読みました。「あーそーぼ」とお友達が誘いに来るのですが、用事があって「あーとーで」と答えます。しかし、結局は一緒にそのご用をしてしまうのです。繰り返しから結末まで、予想しない展開に楽しめました。私が子どもの時も、お友達の家に行ったら、「あーそーぼ」と言ったのよ。と言うと、「ピンポンを押すよ」と教えてくれました。

「サンドイッチサンドイッチ」は、表紙を見せただけで「ワーッ!!!」と声があがりました。おいしそうな食べ物の絵は、子どもの心に生き生きとした活力としても映ります。バター・レタス・トマト・・・ひとつひとつの食材をよーく見て吟味します。また、「サンドイッチサンドイッチ」の語感が面白いらしいのです。言葉遊びのように、「サンドイッチサンドイッチ」を発音するのを楽しみました。出来上がりのサンドイッチは、それはもう、最高のサンドイッチです。子どもたちは、大変な勢いで押し寄せてサンドイッチを食べました!最後の1ページに描かれたミルクも、もちろん飲みました。2回読みました。

「くろねこかあさん」は、2才児クラスでは、はじめての3才向きの絵本です。絵と文が一致していて、言葉が詩のように滑らかに流れていくので、心地よくもある絵本です。

<3才児クラス>

♪ どうどうめぐり どうめぐり どうどうめぐり どうめぐり かっちんこ

♪ このこ どこのこ かっちんこ (手袋人形)

絵本「あーそーぼ」やぎゅうまちこ作 福音館書店

絵本「サンドイッチ サンドイッチ」小西英子作 福音館書店

絵本「どろんこハリー」ジーン・ジオン作 マーガレット・ブロイ・グレアム絵 福音館書店

感想

「あーそーぼ」は、3才児クラスの子どもたちも楽しみました。「サンドイッチサンドイッチ」は、サンドイッチを切って、お皿に盛って、「いただきまーす!」まで、待つことができました。何度見ても、美味しそうです。レタスはよくわからないようで、それよりもキャベツを入れてほしいようでした。チーズは好みが分かれました。

「どろんこハリー」は、泥んこになって遊ぶハリーを場面の中から探すことも、楽しみのひとつです。それを見つけているうちに、ハリーが本当に泥んこになっている様子がよーくわかるのです。だから、家族にも信じてもらえない・・・。原因と結果が、とてもわかりやすいなと思います。そして、安心する結末がありました。

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2017年1月21日 (土)

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児クラス 2017年1月

♪おえびす だいこく どっちがよかんべ

絵本 『コッケ モーモー』ジュリエット・ダラス=コンテ文 アリソン・バートレット絵 徳間書店

絵本 『十二支のはじまり』岩崎京子文 二俣英五郎画 教育画劇

♪わたしは ねこのこ

おはなし ”ネコの家にいった女の子”『<子どもに語るイタリアの昔話』こぐま社

<感想>

『十二支のはじまり』は、十二支についてそれぞれに知っていることも気になるし、同時に絵本の展開も気になるしで、考えつつよく絵を読んでいました。

『コッケ モーモー』は、泣き方を忘れてしまったオンドリのおはなし。仲良しのめんどりにまで文句を言われて、オンドリはしょんぼり。しかし、夜中に忍び込んたキツネを察知して、オンドリは思いっきり鳴きました。「コッケ モーモー、コッケ ブーブー・・・!」キツネは逃げていき、オンドリは、もう鳴き方を忘れませんでした。誰しも失敗や情けないことは、経験することです。それが役に立つなんて、なんて胸がすくような思いでしょう。「オンドリは いきを おおきく すって・・」がいいですね。子どもたちも息を大きく吸って、思いっきり「コッケ モーモー」と鳴きましたね。気持ちいい!

”ネコの家にいった女の子”は、まず、泉の中のガラスの階段やネコの家、ネコの王さま、魔法、額の星などの可愛らしい世界に興味を惹かれます。しかし、これは、シンデレラ版ストーリーです。とても優しくて働き者で日々虐げられてもけなげに過ごすロゼッタと、意地悪な上に怠け者のジェルトルーデとの対比をしっかりと描かなければなりません。子どもたちは期待通りの反応を示してくれました。ジェルトルーデの額についたロバのしっぽは、死ぬまでとることができませんでした。生きることの神髄を、面白さの中にもわかりやすく子どもたちに伝えています。ずっと顔をあげて、よく聞いていた女の子が印象的でした。

毎年、1月は4才児クラスの子どもたちの成長が追いついてきて、おはなしの黄金期と私は思っています。全員がよくおはなしに集中してくれます。5才児クラスの子どもたちが卒園するまでのあと2回、何を語ろうかな(^_-)-☆とても、楽しみです。

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2017年1月19日 (木)

国分寺キッズステーションおはなし会 2・3才児

国分寺キッズステーションおはなし会2・3才児 2017年1月

2才児クラス

♪ わたしはねこのこ ねこのこよ おめめはクリッ クリッ クリッ  おひげはピーン 

  むなげはモソモソモソ クルッとまわってニャーオ (手袋人形)

♪ おえびすだいこく どっちがよかんべ どうでもこうでも、こっちがよかんべ おすすのす

絵本『いちご』平山和子作 福音館書店

絵本『ゆきのひのうさこちゃん』ディック・ブルーナ作 福音館書店

♪ ととけっこう よがあけた まめでっぽう おきてきな (手袋人形)

絵本『ととけっこう』こばやしえみこ案 ましませつこ絵 こぐま社

絵本『ぱん だいすき』征矢清文 ふくしまあきえ絵 福音館書店

<感想>

『いちご』は年齢にぴったりの絵本でした。子どもたちは、いちごの変化をよーく見ます。蟻や蝶の存在もきちんとおさえます。赤くて見事ないちごが大好きなだけに、いちごになるまでの間を、じっと観察しつつ待っています。つぼみから花が咲き、緑の小さな果実をつけて、やがて、真っ赤に熟れると・・・いちごは「さあ、どうぞ さあ、どうぞ」と声を出します。食べるのは、そこ!みんな絵本に近寄って、すごい勢いでたくさんたくさんお腹いっぱいいちごを食べました。そして、裏表紙には美しい姿の凛としたいちごがひとつ。平山和子さんの絵本は、細部まで行き届いています。子どもたちと読むたびに満足があり、感心するばかりです。

『ゆきのひのうさこちゃん』も、この年齢にぴったりです。うさこちゃんのシリーズは、2才児の成長にピタリと合うので、子どもたちは無理をしないでうさこちゃんに寄り添っておはなしの世界を楽しむことができます。このシリーズはどの絵本も安定感があり言葉も美しく、無添加滋養豊富という感じがします。

手袋人形でたくさん歌を歌ってから、絵本の『ととけっこう』を読みました。すると、♪ととけっこうの音がなんだかとても心地よくなってきた。絵本を読みながら、みんなで「ととけっこう」と繰り返し歌って楽しかったです。

3才児クラス

♪ わたしはねこのこ ねこのこよ 

♪ おえびすだいこく どっちがよかんべ 

絵本『いちご』平山和子作 福音館書店

絵本『こすずめのぼうけん』ルース・エインワース作 堀内誠一画 福音館書店

絵本『コッケ モーモー』ジュリエット・ダラス=コンテ文 アリソン・バートレット絵 徳間書店

♪ ととけっこう よがあけた 

絵本『ととけっこう』こばやしえみこ案 ましませつこ絵 こぐま社

<感想>

♪おえびすだいこく の「おすすのす」は「お酢の事かしら?」「お寿司が食べたい・・・」言葉への関心が強くなりました。

『こすずめのぼうけん』は、はじめて巣を離れて飛んだこすずめの冒険の絵本です。子どもたちは、冒頭で初めて巣から飛び立つこすずめに、すぐに同化します。初めてのことに日々直面している子どもたちは、その気持ちがわかるのでしょう。「じょうずに、飛べるかな。」と心配します。初めて飛び立つ瞬間に勇気が必要という気持ちをみんなで共有して、こすずめが無事に飛び立つまで息を詰めて見守ります。こすずめが飛び始めると、心底ほっとした様子。「お腹が、スースーする。」

ところが、疲れて休みたいのに、他の鳥の巣ばかりで休むことができません。子どもたちの顔は、心配でいっぱい。最後にお母さんが迎えに来てくれて本当に良かった!3才・4才の子どもたちの小さい動物への関心と日常と夢とが見事な物語になって、生き生きと子どもの心を動かします。いつ読んでも、本当によくできた絵本だと思います。「この絵本は、長かった・・・。」という男の子。絵本でこすずめといっしょに冒険したからかな?

さあ、次は気楽に楽しむ、『コッケ モーモー』です。コッケ モーモーがおかしいことに、すぐに気が付き、絵本の世界に入ります。愉快な絵本でした。

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2016年12月24日 (土)

絵本の読み聞かせ 1 子どもと絵本

 保育園のおはなし会の時、5才児クラスの女の子たちが、「今日はなにも連れてきてないの?」と私に聞きました。「くまさんも、ねずみも、ぶたも、うさぎも、小鳥も・・・・。」女の子たちは、今まで持って行った手袋人形を記憶の中からどんどん引出します。人形ひとつひとつに、私を含めてみんなでその人形のシーンを思い出して、互いに顔を見合わせ「あー、あったね。」と、笑いあいました。それぞれを口に出して言い合ったわけではありませんが、同じイメージを思い浮かべているのは確かに感じました。

彼女たちが2才児と3才児クラスの時の手袋人形まで覚えていることは、驚きです。おはなし会は毎月一回だけ、特にこのクラスは私の都合でおはなし会をお休みした時期が長かったので、こうして、記憶の中に残っていることは、とてもとても嬉しいことでした。

 子どもの心の中に、手袋人形はどんな形で残っているのだろうかと私は思います。読み聞かせしてきた絵本も、同様に子どもの中で確かな記憶として残っているのかもしれません。 保育園の子どもたちにおはなし会をする中で、私は子どもには植物の芽のようなわかりやすい真っ直ぐさがあり、自分を成長させてくれることに関して常に真剣に取り組むものなのだなと思うようになりました。絵本は間接的な体験ですが、「自分を成長させてくれる」というキーワードに当てはまる優れた絵本に出会った時、子どもたちは真剣におはなしの世界を受け止めるのです。

絵本を読んでもらう時の子どもたちの目は、絵が示すたくさんの情報を追いかけています。耳は読み手が読んでくれる絵本の言葉を聞き、絵の情報と合わせます。また、生きてきた分の自分の体験と重ね合わせ、絵本が与えてくれる実に様々な感情を繊細な食事の味のように味わいます。それから、物語の流れを頭の中で追っていきます。これまでのおはなしの経緯を思い出しながらこの先の展開を予想して、次に起こる出来事に期待してわくわくします。美しい絵画のような絵本の絵も、色覚として深く印象に残ることでしょう。さらに、ひとつのおはなしの世界は、想像力によってより深遠な世界になっていきます。こうして、子どもたちは丸ごと絵本の世界に入り、主人公とひとつになっておはなしの世界で旅をするのです。

「絵本は子どもの心の成長を助ける」と言います。自分の知っている日常世界から地続きで、日常では体験し得ない世界に行くのが子どもの絵本の特徴です。絵本は間接的な体験として、子どもの心に残り作用するものだと私は思います。

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『絵本論』瀬田貞二著 福音館書店より

「幼い子たちが絵本のなかに求めているものは、自分を成長させるものを、楽しみのうちにあくなく摂取していくことです。そして、これまでの限られた経験を、もう一度確認して身につけていく働きや、自分の限られた経験を破って知らない遠方へー活発な空想力に助けられて、解放されていく働きを、絵本がじゅうぶんにみたしてくれることを求めます。いいかえれば、小さい子たちが絵本に求めているのは、生きた冒険なのです。絵本は手にとれる冒険にほかなりません。」

2016年12月16日 (金)

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児 12月

<プログラム>

1 ♪ ヒッテさんとハッテさんが まちがって けんかして けんかして にげてって

     おいかけて チョイとひきもどし どうづいて あやまった

2 絵本『ちょろりんのすてきなセーター』降矢なな作・絵 福音館書店

3 絵本『11ぴきのねこ ふくろのなか』馬場のぼる作 こぐま社

4 ♪ 木が折れる 木が折れる ポキン ポキン ポキン

5 おはなし”こびととくつや” 『子どもに語るグリムの昔話 6』こぐま社

6 絵本『おーいおーい』さとうわきこ作 福音館書店

<感想>

わらべうた「ヒッテさんとハッテさん」は、『心育てのわらべうた』(佐藤志美子著 ひとなる書房)からやりました。指を少し曲げただけで、どことなく人間らしい感じに見えてくるのが不思議で面白いわらべうたです。人指し指だけでなく、他の指でも遊びました。

グリム童話「こびととくつや」を知っている子が数人いました。そう、今日のようなクリスマスが近いある日の出来事から、おはなしは始まります。もうすぐ、冬至。冬至が過ぎれば、クリスマスやお正月など晴れやかな行事が続き、明るい陽射しにも楽しい気分が感じられることでしょう。この昔話も、晴れやかな結末が待っています。子どもたちの心に沁みてくれると、いいなと思います。

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国分寺キッズステーションおはなし会 2・3才児

国分寺キッズステーションおはなし会 12月

<2才児クラス>

1 ♪ いっぴきちゅう もとにかえって にひきちゅう にひきちゅう 

         もとにかえって さんびき    ちゅう さんびきちゅう もとにかえって いっぴきちゅう

2 ♪ やまから ころころ

3 ♪ どっちん かっちん かじやのこ はだかでとびだす ふろやのこ

4 絵本『おーいおーい』さとうわきこ作 福音館書店

5 絵本『なにしてる なにしてる』多田ヒロシ作 こぐま社

6 ♪ だいこんつけ だいこんつけ うらがえし

     だいこんつけ だいこんつけ おもてがえし

7 絵本『せきたんやのくまさん』フィービとセルビ・ウォージントン作 福音館書店

8 絵本『にゅるぺろりん』谷川俊太郎作 長新太絵 クレヨンハウス

<3才児クラス>

1 ♪ いっぴきちゅう

2 ♪ やまから ころころ

3 絵本『おーい おーい』さとうわきこ作 福音館書店

4 絵本『ぼくにげちゃうよ』マーガレット・W・ブラウン文 クレメント・ハード絵 ほるぷ出版

5 ♪ どっちん かっちん

6 ♪ まほうのつえですよ

7 絵本『みかん』なかがわりえこ文 やまわきゆりこ絵 ブッキング

8 絵本『にゅるぺろりん』谷川俊太郎作 長新太絵 クレヨンハウス

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