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2018年10月

2018年10月27日 (土)

国分寺キッズステーションおはなし会

国分寺キッズステーションおはなし会 4・5才児クラス 2018年10月26日 

『くさむらのかくれんぼ』今森光彦作 福音館書店 (こどものとも年少版 2016年5月発行)

『もりのなか』マリー・ホール・エッツ作 福音館書店

おはなし:なら梨とり 『おはなしのろうそく6』東京子ども図書館編発行

『やまなしもぎ』平野直再話 太田大八絵 福音館書店

<感想>

『くさむらのかくれんぼ』は、子どもたちは全部の虫を知っているから、自信を持って大声で答えを言えました。ななふしも、かめむしも知っているのね。『もりのなか』は、6人の子どもが家庭にこの絵本を持っていました。ラッパの音を口で出し絵本の中にすっかり入っている男の子、行列が増えていくことに驚き人数を数える子・・・。想像遊びから、お父さんが迎えにきて現実にもどる終わり方がわかったかな?

なら梨とりは繰り返しが多いので、幼い子が耳で聞いてわかりやすい昔話。私と2才から絵本を読んできて、4才児クラスになったあの男の子たちが、よーく聞いてくれたことが嬉しかったです。まだ、おはなしについてこれない子は、擬音や唄に心惹かれて楽しみました。同名絵本を見せると、読んでほしいとリクエストがあり読みました。この絵本の情景描写はそれは良くできていて、自然に絵本の中に入れます。子どもたちはすでにストーリーを知っているので、見ている方も熱が入ります。太郎と次郎が間違った道に入ると、「だめだよ!その道は!」、三郎が山に行くことになると、「この男の子は、すごく強いんだよ!」なら梨とりは、子どもに語れば語るほどに、子どもの気持ちに沿うよくできた昔話だと思います。

2018年10月20日 (土)

悪口のわらべうた

 わらべうた講座で、とても楽しいわらべうたを教えていただきました!

いちびり子 憎まれっ子 さべり子 知りませんこと ごてごてと ろくでもないこと 七面鳥 張ったろか 食うたろか 飛んでけー!!

まず、両手の親指を内側に折り込んでから四本の指を折り、グーを作ります。右手の小指から順番に上げて行き、次は左手の小指から上げて行きます。「飛んでけ」で両手を開いて手を大きく上に上げます。

一から始まって十で終わる数え唄形式ですが、悪口唄でもあります。だから、遊ぶと心地良いのかしらん⁉ 

 『わらべうた風土記』(薮田義雄著 世界文庫 昭和42年刊)を見てみたら、京都のが載っていました。

いちびりさらすな にくい我鬼 さべりさらすな 知りもせんと ごてくさぬかすな ろくでもないこと しちびりさらすな はったろか 食うたろか 飛んでいけ

前のとくらべて、こわいですねー(笑)関西の感じが出ています。薮田さんの説明によれば、「いちびる」は調子づいてふざけることですが、それに「さらす」が付いていっそう誇張された意味になっているとのこと。「さべり」は「しゃべり」を三の音に合わせるためにもじったので、「さべりさらすな」はしゃべりちらすなの意。「知りもせんと」は知りもしないで、「ごてくさぬかすな」はごたごた言うな、「しちびりさらすな」は一の「いちびりさらすな」を七に転用したこじつけとのことです。奈良には以下のようなわらべうたがあるとして紹介されています。大人が喧嘩相手に浴びせる悪口を子どもが真似をしているうちに、「しちめんどう」が「七面鳥」になり、憎めないほほえましい悪口唄になっています。

いちびるな にくられもん さんびるな しりもせんこと ごてごてと ろくでもないこと しちめんどう はったろか くうたろか 十間棒でどったろか

 講座で先生が、『絵本論』(福音館書店)から瀬田貞二さんの文章を読んでくださいました。「お母さんの歌う子守歌、わらべ歌は、体をたたきゆするリズムといっしょに、日光や雨のようにこころよく、赤ちゃんの発芽点をひたします。母から子へ、長いあいだ歌いつがれ、みがきあげられた「幼い子らの歌」は、その意味を失っても、肉体に通うこころよいリズムとなって、教育以前の教育を、文字以前の文学の役割を果たしていきます。」

私は瀬田貞二さんの文章を聞いて、わらべうたを聞いたり歌ったりする時、楽しくて心地よく感じるのは、即興の歌がとても得意だった亡き母が、歌ってくれた歌のリズムが体の中に記憶として残っているのに違いないと思いました。私がわらべうたが大好きだと感じるのは、母がたくさん歌を歌ってくれたおかげ。幼い時にたっぷりと愛情をもらってきたのだと、還暦近くになった今、改めて気づかされました。

早や物語系のうたいむかしとは 4

 薮田義雄の『わらべうた考』(世界文庫発行 昭和42年)を読んでいたら、青森に昔話のようなわらべうたがありました。これは、田螺(つぶ)と烏のたくさんある唄の中でも代表的なものだそうです。全体が対話形式ですすみ、これに身振りがついたそうです。

向こうの榎に烏が一羽、つぶ(田螺)めがけてそろそろ下りる、そこでつぶは食われちゃならぬ、烏さまとはお前のことか、さてもよい鳥、きりょうよい鳥よ、脛にびろうどの脚絆を穿いて、こかんこかんこと鳴く声きけば、昔、釈迦さまの鉦鼓の音よ、そこで烏も泪にくれて、もとの榎へそろそろ帰る、そこでつぶは身を三尺覚悟いたし、烏どのとはそなたのことか、さても汚い、見たくない鳥だ、こかんこかんこと鳴く声聞けば、石河原薬缶を曳きずるごとく、そこで烏は腹立つけれど、我も鷺のよに嘴長いならば、つつき殺してもとの恨みを晴らす。

烏と田螺の緊張感あるやり取りが楽しめます。田螺が「身を三尺覚悟いたし」と、身を縮めて覚悟して言い返します。泥の中に埋まってしまえば、烏は手出しができません。「こかんこかんこ」がいいですね!

 また、山形の小さい子が転んで泣いた時などに唱えるまじないが紹介されています。綾や錦のような宝物に代えて痛みを取り除いてくださいという意味だと書かれています。「ぷふんぴんふう」が楽しいです。

綾ちゅうちゅう、錦さらさら おちょうのお宝持って来い、ぷふんぴんふう

わらべうたの楽しみ方は人それぞれあるでしょう。私は伝承されてきたわらべうたから今は失われた昔の人々の暮らしや考え方を知りたい。知りたいのです。それが楽しい!わらべうたの中にある歴史を伝える「かけら」は、文化的遺産と言っていいでしょう。現代人が生きている心理の古層には、昔の人の考え方が今も生きています。わらべうたそのものは、今も遊びとして変化し続けていますが、私は伝承を崩さずに伝えて行く人になりたいと思います。

2018年10月19日 (金)

国分寺キッズステーションおはなし会

国分寺キッズステーションおはなし会 2才児・3才児クラス 2018年10月

3才児クラスの子どもが少なかったので、2才児クラスと3才児クラスといっしょにおはなし会をしました。

♪おらうちのどてかぼちゃ ひにやけてくわれない どっこいしょ ♪おみやげみっつ たこみっつ ♪いもに めがでて はがでて ほい

『おっと とっと』柿木原政広作 福音館書店(こどものとも0・1・2 2016.12)

『たまごのあかちゃん』神沢利子文 柳生源一郎絵 福音館書店

『おふろだ おふろだ』渡辺茂男文 大友康夫絵 福音館書店

『なにをたべてきたの』岸田衿子文 長野博一絵 佼成出版

『くさむらのかくれんぼ』今森光彦作 福音館書店(こどものとも年少版 2016.5)

<感想>

輪になって、小さなカボチャを歌いながらまわしていきました。自分の番をじっと待つ子、自分にカボチャが来た時に恥じらう子。人数は多めでしたが、カボチャをしっかり回して待つことができました。『おふろだ おふろだ』は2才児が大変反応しました。自分の日常と変わりない場面が展開していくため、自分のこととして絵本を見ました。「○○君とおんなじ!」「おんなじ!」「お父さんとお風呂は・・・」あまり好きではないようだね。「ママとお風呂に入る」「シャワーをしてる!」などたっぷり感想が出ました。

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