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2014年1月16日 (木)

七羽のからす  その5

「七羽のからす」最後は、明けの明星についてです。

「明けの明星」は、明け方に観測でき、太陽と月に次いで明るく見える星です。その金星という名は、何にも勝る輝きと美しさを持つ美の女神アフローディテに例え、そのローマ名ウェヌス=ヴィーナスとなったそうです。

太陽系の中でも、最も円に近い軌道を描き、夜明けの太陽とともに見える金星の明るさ、美しさは、昔の人々の心に強く美しい星という印象付けたのではないでしょうか。

星は、死者の魂であるとか、英雄や聖者が空高く神にまつり上げられたと言われ、特に星占術では星が人間の運命を支配すると考えられました。星の発する影響下に人間は生きていると考えられました。

「彼女はよい星の下に生まれた」「わが星に幸いあれ!」というような慣用表現をイギリスではするそうです。

女の子が世界の果てまで行き、太陽と月に会うのは、幼い子どもにとって、とても想像しやすい説明の仕方だと思います。せいぜい、近所数キロしか行動したことのない子は、ご近所の誰かしか知らないでしょう。でも、太陽と月なら知っています。太陽と月が、どんなにか熱くて冷たいことも。それから、その二つの天体に比べて、淡く優しい光を放つ星のこともよく知っているでしょう。

女の子に兄さんたちの居場所を教え、ガラスの山の戸を開けるひなどりの骨をくれた「明けの明星」は優雅で非常に美しい女性に違いないでしょうね。

参考資料: 

    ウィキペディア

   『英語世界の俗信・迷信』東浦義雄ほか著 大修館書店

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おはなし(ストーリーテリング)」カテゴリの記事

コメント

今日はお疲れ様でした。
「あかずきんちゃん」こんなに面白い話だったかしらと思うほど
おもしろかったです。楽しいおはなしありがとうございました。

「七羽のからす」に関する様々な暗喩とても興味深く読ませていただきました。
このおはなしで不思議なことが一つあります。
それは、どうして、このおはなしの絵本だけが今風なのかということです。
ホフマンが描く女の子はまるで画学生のよう。堀内誠一さんの絵に至っては…
松岡享子さんの「昔話絵本を考える」で「七羽のからす」の構成について詳しく述べられていますがこのことについての記述はなかったように記憶しています。
どう思われますか? ブログの本筋と余り関係ない話でごめんなさい。ー

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